思春期

【毎日ストレス】子どもの不登校にイライラするお母さんに読んでほしい話

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子どもが不登校で理解してあげたいけれど、家にずっといる子どもを見ているとどうしてもイライラしてしまう。

不登校の子どもが夜は元気なのに、朝になると体調不良を訴えてきて、怠けているとしか思えない。

子どもが学校に行かずに家にいることを解決できない自分に腹が立ってくる。

このように、不登校のお子さまをもつ親御さんは、子どもの不登校を通して不安になったりイライラしたりしています。

雪乃
雪乃
中学校で学年主任をしている私のもとにも、これらの悩みをもっておられる親御さんから多く相談が寄せられます!

いつも子どものことを第一に考え、そして誰よりも近くで子どものことを見守っておられるお母さん。

子どもが元気に過ごしている姿を見ると、こちらも元気になりますよね。

しかし子どもが不登校だと思うだけでお母さんの気持ちは重くなっていきます。

今回は、子どもの不登校で苦しんでおられるお母さんの気持ちが少しでも軽くなることを願い、子どもにイライラしたときの対処法についてお話します。

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不登校の子どもにイライラする原因3つ

お母さんは何が原因で子どもにイライラしてしまうのでしょうか?

不登校の子どもの生活を例に挙げて、原因を見ていきましょう。

不登校で悩んでいるように見えない、怠けているように見える

不登校の子どもは、大半の時間を家で過ごしています。

ずっと家にいることが当たり前になり、家ではリラックスして過ごせていることが多いです。

友達はみんな学校に行っているのに、うちの子どもは家にいる、となるとお母さんは悲しい気持ちになってしまうかもしれません。

“学校に行くのが当たり前”と思っているお母さんは、子どもに対して不満を感じ、イライラしてしまうかもしれません。

また、”自分は不登校なんだから家にいて当然だ”というような態度で、ずっと家にいられることに息苦しさを感じておられます。

子どもが不登校になる原因は必ずありますが、子ども自身が原因をわかっていなかったり、”何となく”と表現したりすることも多いです。

原因は分かっていても、それを上手に表現できない場合もあります。

子どもの家での様子を見て、お母さんが不安に思うケースです。

親は不登校の終わりが見えずに不安なのに、呑気な子どもにイライラする

自分の子どもの不登校はいつまで続くのか?

子どもの不登校は、近いうちに解決するのか?

不登校になったことで、将来受験などで子どもが不利になることはないか?

先の見えない”子どもの不登校”に、お母さんは心を痛めておられます。

また、お母さんは子どもの現状だけでなく、子どもの将来のことも、子どもよりも深く悩まれることが多いです。

自分は子どもの不登校のことで、多く悩み苦しんでいるのに、当の本人はあまり不登校について悩んでいない(ように見える)ことは多いです。

そんな子どもの姿を見て、お母さんが焦りや苛立ちを覚えるのは当然のことだと思います。

子どもの姿を見て、子ども本人とお母さんの思いのギャップがお母さんをイライラさせるケースです。

不登校を直してあげられない自分を責めている

子どもが不登校になると、お母さんは子どもの不登校について悩まれ、自分を責めてしまうことも多いです。

実際に中学校の頃に不登校だったお子さんをもつお母さんに話を伺うと

困っている母
困っている母
不登校はとても不安でした。進路についても心配でしたし、このまま外に出れず、何もできなかったらと思うと将来が不安で不安で仕方がなかったです。

と仰います。そして、

困っている母
困っている母
子どもの状況を変えられない自分自身に対して、イライラしていました。

と仰っていました。

さらに、お母さんが不安やイライラを子どもにぶつけてしまい、そんなご自身を責めてしまう場合もあります。

不登校はお子さん自身も苦しい状況ですが、お母さんも同じ状況なのです。

子どもの不登校に対して、お母さんが責任を感じて苦しんでおられるケースです。

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不登校の子どもにイライラした時の対処方法5つ

子どもが不登校になったとき、お母さんを始め、お家の方の大きな悩みに、”子どもの不登校”が上がってきます。

いつでも、どこでも、”子どもの不登校”について考えるようになってしまいます。

これは仕方のないことだと思いますが、ずっと”子どもの不登校”のことが頭から離れないと、お母さんも疲れ果ててしまいます。

ここからは、不登校の子どものことで不安になったりイライラしたりすることへの対処法を5つお伝えします。

1. 子どもに共感し、思いを共有する

2. 子どもの行動に一喜一憂しない

3. 子どもの得意分野で自信をつけてあげる

4. 色んな人に相談する

5. 子どもから離れて自分の時間を過ごす

子どもに共感し、思いを共有する

不登校になると、家族みんなが不安になります。

不登校になったときに、子どもはどのように感じるのか?

学校に行かないといけないのはわかっているけれど、行けない。

なんとかして学校に行こうとは思うけれど、朝になったら行こうと思えない。

親が学校に行ってほしいと思っているのは分かるけれど、その期待に答えることはできない。

これらは、私が不登校になった子どもから聞いたことのある言葉です。

子どもは家ではリラックスしているように見えても、心の中では常に不登校のことで悩み、親の期待にも応えようとしています。

これらの子どもの不安は、「親は自分の事を分かってくれている。」と、子どもが感じることができるようなることで、解消できるようになります。

お母さんが子どもの不安に共感し、さらに「お母さんも不安であること」を子どもに伝えてみてください。

“不登校”という不安を子どもとお母さんで共有し、乗り越えていくことが大切です。

親が子どもに寄り添うだけでは、子どもの不安は解消しません。

「お母さんも不安な思いは一緒なんだよ。」と気持ちを共有することで、子どもへの共感を強めてほしいです。

子どもの行動に一喜一憂しない

お母さんはいつでも子どもに、色んな期待をしています。

勉強してほしい。

積極的に活動してほしい。

私が忙しいときは家事を手伝ってほしい。 など

すべての家事をこなしていたり、働きながら子育てをしていたり、お母さんは毎日忙しく過ごしておられます。

忙しい生活の中、子どもが成長してくるにつれて、お母さんは子どもに様々な期待を寄せるようになります。

しかし、不登校の子どもは心身ともに傷つき疲れている可能性があり、その期待に応えられなくなることが多いです。

何もできない、何もしない子どもに対して、お母さんは「子どもに裏切られた」と感じることがあるようです。

また不登校の子どもに対して、

困っている母
困っている母
「もしかしたら明日は学校に行ってくれるかもしれない。」と勝手に期待してしまって、次の日「やっぱり今日も行けなかった。」と一人で苦しんでいました。

と仰ることが多いです。

このように、子どもの行動にお母さんの感情が振り回されていると、お母さんが疲れてしまいます。

子どもが不登校になった場合は、たくさんの不安が自然と出てきてしまいます。

したがって、子どもの行動を期待するのではなく、子どもの一つ一つの行動に意味があると考え、子どもに向き合ってあげてほしいです。

子どもが変わることに期待するのではなく、お母さんが子どもへの期待を少し変えてあげてください。

お母さんが、目の前の子どもに向き合うことができると、子どもは「自分を理解してもらえている」と感じるはずです。

子どもの得意分野で自信をつけてあげる

子どもが不登校になると、今までできていたこともできなくなる、しなくなる傾向があります。

そんな子どもを見て、お母さんはやきもきしたり、不満に感じたりするようになります。

お母さんの不満を不登校の子どもにぶつけないためには、子どもが得意とする分野を知ることが大切です。

そして、その得意分野で子どもに役割を果たしてもらうと良いです。

例えば、家の掃除や整理整頓をしてもらえるとお母さんの家事の負担が減り、お母さんが子どもに抱える不満を解消できます。

子どもが外に出ることができる状況ならば、買い物をお願いしてみるのも良いです。

家の手伝いではなく、外でジョギングやキャッチボールをするだけでもOKです。

子どもが得意なことをして自己肯定感をあげられるように、是非とも協力してあげてください。

色んな人に相談する

子どもの不登校は長期間に及ぶ可能性もあり、お母さん一人で不安を抱えることはお母さんにとって大きな負担です。

子どもの不登校は一人で我慢せずに、色んな人に相談をすることをおすすめします。

家族で話し合いが出来る場合は、お母さんだけでなくお父さんや兄弟などと”子どもの不登校について”話すことが、お母さんの安心につながります。

また、学校の先生やスクールカウンセラーに相談することも可能です。

子どもが学校に行けていない状況だからこそ、お母さんが学校関係者と喋ることで学校の状況が分かり、子どもが登校するときのイメージをしやすくなります。

お母さんが安心できる相手に、たくさん相談することをおすすめします。

子どもから離れて自分の時間を過ごす

不満があったり、イライラしたりすることがある場合は、その原因を回避することが大切です。

会社で〇〇さんにイライラする場合、気持ち良く仕事をしている人は、〇〇さんに極力近づかないようにしたり、〇〇さんとのやり取りを工夫をしたり、イライラする原因を自覚しそれを回避するようにしますよね。

子どもの不登校がイライラの原因になっている場合も同じようにすることが大切です。

もちろん子どものことなので、すべて避けるわけにはいきませんが、お母さんが自分の時間を楽しむことが大切です。

お母さんが子どもに振り回されず、自分自身の時間を大切に過ごしてください。

例えば平日に子どもがずっと家でゴロゴロしていてイライラしたり、子どもが邪魔でリビングの掃除が思うようにできない!とイライラしたりするならば、「リビングは子どもがお風呂に入っているときに掃除する」と行った具合です。

買い物に行ったときは、少し散歩してみたり、少しドライブしてみたり、友人とお茶をしてみたりすることも良いです。

また家で読書をしたり、音楽を聞いたりしても気分転換になります。

イライラしたら、子どもから離れる。

イライラしたら、気分転換をする。

これは、お母さんにも子どもにも良い影響があります。

子どもは、自分の不登校のせいで、お母さんに心配をかけて不安にさせていることに気づいています。

どんな形であれ、お母さんが気分良く過ごせることが、子どもの安心に繋がりますので、是非ともお母さん自身の感情を大切にしてください。

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不登校は悪いことではない

子どもが不登校になると、様々な悩みが出てきますが、「不登校は子どもにとって必要なことだったかもしれない」と感じる将来が必ずやってきます。

言葉で言うのは簡単かもしれませんが、子どもの不登校で苦しみながらも、子どもを理解しようと頑張っておられるお母さんが少しでも楽になるように、今回の話を書きました。

お母さんが、子どもの不登校を前向きにとらえられるようになると、子どもは安心感を得ることができます。

お母さんがご自身を大切にして過ごしてもらえれば、と願っています。

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