思春期

【やる気がでない?!】子どもに進んで勉強させる親の対応方法5つ!

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子どもが家で勉強しなくて毎日イライラしていませんか?

各家庭でお母さんは、子どもの勉強について悩んでおられます。

小学校から帰って来るとすぐに遊びに行ってしまい、宿題をさせるのに時間がかかる。

子どもに”勉強しなさい!””宿題をしなさい!”と言うが、全く取りかかる様子もなくいつもイライラする。

小学校までは毎日家で宿題をしていたのに、中学生になってから家で机に向かうことがなくなった。

家に帰ってきたらゲームやスマホばかりで、家庭学習の習慣がない。

“宿題はしないといけない。””勉強はした方が良い。”と親も子どももみんなが思っています。

親は子どもを追い詰めたいわけではありません。

それならば、子どもにイヤイヤ勉強をさせて子どものやる気を削ぐよりも、親子とも楽しく勉強ができたら良いですよね。

今回は子どもはなぜ勉強のやる気が出ないのか?その原因と、子どもが進んで”勉強しよう!”と思えるようになる親の対応方法をご紹介します。

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勉強のやる気が出ない主な原因3つ

では、家での学習習慣がある子どもはどれくらいいるのでしょうか。

学習習慣小6

出典:文部科学省「平成26年度全国学力・学習状況調査」

小学校では漢字や計算などの宿題が毎日出されるため、帰宅してからも勉強をする必要があります。

宿題だけでなく、小学校の頃から家で学校の復習ができていれば、授業の理解度はかなり深まります。

学習習慣中3

出典:文部科学省「平成26年度全国学力・学習状況調査」

中学校では毎日の宿題はほとんどありませんが、定期テストのときにまとめて提出物や勉強をする必要があります。

定期テスト前は一週間部活動がなくなりますが、その一週間でテスト範囲をすべて学習することは難しいため、日頃から家で授業の復習や問題集を解いておくことが大切です。

このように小学校、中学校ともに家での学習習慣がとても重要なのですが、この習慣がない子どもがたくさんいるようです。

しかし、どれだけ家で学習習慣がない子どもでも、学校ではきちんと授業を受けて勉強しています。

学校ではできているのに、なぜ家ではできないの?

お母さんの疑問にお答えします。

1.勉強が楽しくない

家には子どもにとって勉強よりも楽しいことがたくさんあります。

それらの楽しいことを差し置いて、”勉強しよう!”とはなかなか思えません。

これは子どもの勉強だけでなく、私たち大人にも言えることです。

例えば【ダイエットをしよう】と思っていても、”ついつい”お酒を飲んでしまうコト、【資格の勉強をしよう】と思っていても、テレビの誘惑に負けてしまうコトは多々ありますよね。

子どもにとっては、普段の習い事やゲームにマンガ、アニメや友達と遊ぶことなど、学校が終わったら、子どもにとって魅力的なコトが溢れています。

勉強はしようと思っている。でも家ではする気になれない・・・

これが子どもの心の声です。

やる気が出ないというよりも、自己管理の部分で勉強が手に付かないというケースです。

2.勉強の内容がわからない

勉強は「理解できる」から「解くことができる」や「自分の意見を述べることができる」になると、楽しく感じます。

内容が理解できないことを”やりなさい!”と言われるのは、苦痛でしかありません。

仕事でも、上司にただただ”これをやれ!”と指示されるだけでは困ってしまいますよね。

まずは仕事内容を自分なりに理解したうえで、”この仕事はこうしたら効率よくできそうだ”とか、”これは一刻も早く片付けてしまおう”と考えられるようになります。

これが仕事の楽しさにつながっていきます。

同じように勉強でも、まずは学習内容が理解できているかを把握することが大切です。

3.何を勉強すれば良いのかわからない

“何から勉強すればよいかわからない”や、”どこまで勉強すればよいかわからない”など、子どもが勉強の内容を管理できていない場合があります。

この場合”勉強しなさい!”と言われるだけでは子どもは困ってしまいます。

親が子どもに手伝いをお願いするときに「お皿洗いしといてね。」とだけ言えばいいのは、皿洗いの手順を知っている子どもに対してです。

始めて子どもに手伝いをさせるときは、お母さんも一緒に洗剤とスポンジを使って皿洗いをして、水で洗剤を流してから水切りに置く、と説明してあげますよね。

すべての食器を水切りに置いたら”お皿洗い”は終了、と教えます。

手順を知っていたら、子どもは自分一人で何でもできます。

しかし知らなければ、何をすればよいかわからないのです。

勉強でも、やるべきことを自分で把握できているかを確認することが大切です。

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子どものやる気=勉強の成果

勉強は成果が出てくると急に面白くなってくるものです。

お母さんの掃除も同じです。

「掃除をすること」を重要にするのではなく、「ホコリがなくなって床がきれいになる」ことを大切にすると「掃除をすること」自体が楽しくなりますよね。家がきれいだと、家族みんなが安心して暮らせます。

自分が掃除することで良い成果が出て「また掃除しよう!」と思えますよね。

子どもにとっての勉強の成果は、目に見える”点数”や”成績”だと言えます。

子どもは勉強の成果が出ることで自己肯定感や自己有用感が向上します。色んなことに生き生きと取り組む大人に成長できるようになってほしいものです。

サイクル図

このようなポジティブサイクルで循環していけたらいいですね。

子どものやる気を引き出すための対応5つ!

しかしここで大切なのは、子どもの勉強の成果(例えばテストの点数)に親が一喜一憂しないことです。

子どもは成果だけで親に判断されるのではなく、過程を見てほしいと思っています。

点数が上がって褒めてあげることは大切ですが、”この前の○○の学習の仕方が良かったから、点数も上がってすごいね”などと褒めてあげてください。

また親が「子どもにどうしてほしいか」ではなく、親が「自分ならばこう勉強したら楽しいだろうな」ということに意識を向けて、子どもにお手本を見せてあげてほしいです。

“子どもが勉強しない!”という状況は、親の勉強への取り組みで変わります。そのためのポイントは5つです。

1.環境を整える

子どもが学校できちんと勉強しているのは、勉強できる環境が整っているからです。

家はご飯を食べる場所であり、寝る場所であり、テレビを見る場所でもあり用途がたくさんあります。

家を勉強する場所にするために、家での勉強場所を決めてあげてください。

また学校には校時があり、勉強時間が区切られています。家でも同じようにできるように時間を管理しましょう。

子どもが勉強する環境を親子でつくっていきましょう。

まず勉強する場所ですが、子どもの特性に合わせて変えてあげると良いでしょう。

★勉強習慣がある子ども → 自分の部屋

★勉強習慣がない子ども → リビング

勉強の習慣がない子どもには、まずは【わからないコト】が気軽に聞ける環境であるリビングで、寄り添ってあげることをおすすめします。

次に時間は、曜日によって帰宅後の時程を決めてあげると良いです。

★習い事のない日

 帰宅 → 休憩(お菓子) → リビングで宿題、勉強 → 夕食 → 風呂 → 自由時間 → 就寝

★習い事のある日

 帰宅 → 休憩(お菓子) → 習い事 → 帰宅 → 夕食 → 風呂→ リビングで宿題 → 自由時間 → 就寝

また”夕食後は宿題をする時間”と決めてあげるのも良いでしょう。学校から帰った後の流れを体に染み込ませると、自然と勉強しようと思うようになります。

場所や時間の他に、次のことも考えて環境をつくってあげてください。

・目にうつる場所、手が届く場所には勉強に必要な物だけを置く。

・スマホやタブレットなど子どもが気にする物は別の部屋に置いておく。

・姿勢よく座れる椅子、机を使う。

・学校で使用しているお気に入りの筆記用具を家でも使う。

2.集中力を高めてから勉強に取り組む

環境が整ったら勉強に取り組みやすくなります。

しかし勉強にすぐ集中できるかというと、そうはいかない時もあります。

勉強のやる気を引き出すために大切なことは、子どもを”勉強モード”にすることです。

すぐに勉強モードになる時はそのまま本題の宿題や勉強に入って良いですが、無理な場合は本題に取り組む前に、子どもが集中できることから手を付けましょう。

本が好きな子どもは「読書」

書くことが得意な子どもは「書写」や「漢字ドリル」

計算が得意な子どもは「100マス計算」 など

昔から勉強は『読み書きそろばん』が基本と言われていますが、そのとおりです。集中力を高める手段としても使ってみてください。

運動が好きな子どもは「ジョギングをする」や「ストレッチをする」などでも構いません。

「皿洗い」や「洗濯物をたたむ」など家の手伝いをして良い気分になってから勉強に取り組むと集中できる、という子どももいます。

また苦手な教科を勉強するときは、好きな教科から始めて集中力を高めておいてから苦手な教科に取り組むという工夫もできます。

子どもは一旦集中すると素晴らしい力を発揮します。

親が子どもの興味を知り、子どもが得意なことで”勉強モード”にしてあげましょう。

3.勉強内容を管理する

子どもは”やるべきことをきちんとできた”を繰り返すことで、自己肯定感が上がっていきます。

勉強でも同じです。子どもが自分でできた!と気付けるように、管理の仕方を教えてあげてほしいです。

これができると、宿題が出来ていなくて学校で先生に注意されることがなくなります。

毎日の宿題

小学校ではまず毎日の宿題をきちんとできるようにしてください。

例えば宿題が連絡帳に書かれてある場合、その日のすべての宿題を把握します。

算数ドリル、漢字ノート、理科のプリントの3つが宿題である場合、一つずつ終わらせて終わった宿題は線で文字を消して終わったことを確認させます。

算数ドリルp14

・漢字ノートp28,p29

・理科のプリント

長い期間の宿題

また小学校では夏休みに宿題一覧が出されたり、中学校では定期テストで範囲表を配布されたりします。

長い期間でたくさんの課題がある場合は、優先順位と進捗を把握することが大切です。

勉強のやる気が出ない子どもは、毎日少しづつ課題を終わらせていくことが苦手です。

学校で出された一覧で管理し、終わった課題は線で消し、途中の課題も”→”でコメントを書いていきましょう。

・夏休みの生活記録 →◎毎日夕食前に書く!

国語 音読「教科書p24~p25」家の人に聞いてもらってチェックカードに記入する

・漢字ワークp7~p21 →p14まで終わった

・数学ワークp12~p25 →p18まで終わった

・読書感想文 →本は読んだ

4.親が一緒に勉強する、親の近くで勉強する

子どもはいつでも親に認めてもらいたいと思っています。

また子どもはいつでも親を見ています。したがって親が子どもに勉強している姿を見せると、子どもは自然と勉強します。

しかし自分の勉強をする時間がない!という親も多いと思います。その場合はぜひ子どもと一緒に子どもの勉強をしてあげてください。

少しだけ一緒に漢字を書いてあげる、計算ドリルをしてあげるだけで良いです。毎日少しでも一緒に勉強していると、子どもがどれだけ成長しているかを感じたり、子どもがどこでつまづいているかに気付いたりする可能性もあります。

どうしても一緒に勉強する時間をとれない日は、親が家の用事をしている近くで勉強させるようにしましょう。

子どもが勉強しているのに親がスマホばかりいじっているということのないようにしてあげてください。

5.できたところをほめる、できていないところを特定する

子どもができたことに対して、必ず内容を確認して具体的に褒めてあげましょう。

・漢字が力強く書けていて良いね。

・とめ、はね、はらいをきちんとできているね。

・計算のケタを間違えないようになったね。 など

また間違えたところを確認させることも大切です。何を間違えたのか、何が苦手なのかを特定し確認してあげてください。

「この応用問題が苦手だから、明日の集中力がある時間にこの問題をもう一回解いてみよう!」と具体的に何をすべきかをアドバイスしてあげてください。

子どもは親から教えてもらうことによって、自分ができていて良いところ、自分ができていなくてもう一度取り組むべきところを認識できます。

それが自分でできるようになるように、具体的に内容を確認してあげてください。

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子どもは勉強が大好き!

今回は、子どもに勉強のやる気を出させる親の対応方法をご紹介しましたがいかがでしたか?

子どものやる気を高めるためには、子どもの気持ちだけでなく様々な要因があることがわかって頂けたと思います。

嫌いなこと、わからないこと、おもしろくないことは誰もしたくありません。

子どもは本来勉強が好きです。しかしいつの間にか勉強に対する苦手意識を持つようになります。

環境と集中力、管理方法、親のサポートがあると、子どもは進んで勉強に取り組めるようになります。

是非とも子どもに合った方法を試してみてください!

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