教師の仕事術

【学級経営】個人ノートで子どもとコミュニケーション【ルールを明確に】

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学級経営は学級全体を見ることも大切ですが、子ども1人1人を見ることも大切です。

「1日1回学級全員と喋る」ことも必要ですが、なかなか1人1人に時間をかけることができません。

学級の人数が増えるほど、学級担任が子ども1人にかけられる時間は少なくなります。

また、子どもは教師と、他愛もない話はできたとしても、本当に悩んでいることを相談できない場合もあります。

今回は、これらの「教師と子どものコミュニケーションの課題」を解決するツール「個人ノート」について、お話しします。

教師と子どものコミュニケーションの課題

教師は子どもの様子をよく見る必要があります。

学級担任やそれ以外の教師も、学校全体で子どもたちを見ています。

しかし、子どもと少し喋るだけ、子どもの様子を見ているだけでは、そのときの子どもの感情や状態を正確に知ることは難しいです。

教師と子どものコミュニケーションの課題は以下の2つが考えられます。

教師が子ども1人1人と関わる時間が短い

子どもが教師に相談することを遠慮する

教師が子ども1人1人と関わる時間が短い

学級には、35人~40人ほどの子どもがいます。

担任だけで、大人数の子どもをすべて把握するのは簡単なことではありません。

また、小学校とは違い、中学校や高校では教科担任制のため、担任が学級にいる時間も少ないです。(最近は小学校でも教科担任制を取り入れている学校も増えているようですが。)

5教科の先生は、ほぼ毎日自分の学級で授業をするので、まだマシです。

しかし、実技教科の先生は、週1回程度しか自分の学級で授業をしません。

保健体育の場合、男性の先生は自分の学級の女子生徒には授業をしない場合もあります。

教師と子どもの関係の深さは、一緒に過ごす時間に比例する部分があります。

このように、教師が子どもと関わる時間が少ないと、なかなか学級の子どもたちの様子を確認することができません。

雪乃
雪乃

ちなみに私の考えは、教科担任制でたくさんの先生に学級の子どもたちを見てもらい、情報共有し、課題を解決していくスタイルは、多角的に子どもたちを見れるので大賛成です。

しかし、「担任と子ども1人1人の時間」と考えると、本当に短い時間だなと感じます。

子どもが教師に相談することを遠慮する

子どもは、教師が忙しいことを知っています。

子どもに悩みがあったとしても、中学生にもなれば、子どもは教師に相談することを遠慮したり、自分で解決しようとしたり、我慢してやり過ごそうとしたりします。

子どもが教師に相談する時点では、悩んでからかなり時が経っている場合も多いです。

子どもに、「困ったことがあったら、すぐ先生に相談してくださいね」と伝えていても、なかなか伝わってこないのが現状です。

個人ノートで子どもとのコミュニケーションを

教師と子どものコミュニケーション課題の解決方法の1つとして、「個人ノート」の活用があります。

「個人ノート」は担任と子ども1人の、1対1でやり取りをするノートです。

学級経営の目的は、子どもが安心安全の環境で1年間を過ごすことです。

気持ち良く過ごせている時は良いですが、何かあったときでも、自分で解決しようとしたり、教師に相談しようとしたり、そのためのツールとして「個人ノート」を使います。

雪乃
雪乃
慣れるまでは面倒に感じるかもしれませんが、個人ノートを上手く使うことによって、子どもをより深く知ることができるのでオススメです。

では、個人ノートのルールと特長について見ていきましょう。

個人ノートのルール

個人ノートのような提出物は、やる子とやらない子にバラツキが出てしまいます。

学級全員が1年間続けることを目標として、ルールを決めると良いです。

毎日の朝の会で、個人ノートを提出する時間をとる。

提出したい子は、毎日提出しても良い。

少なくとも、1週間に1回は提出する。

1回の提出は、1文だけでも良い。

内容は何でも書いて良い。(自分の現状、思い、学級のこと、家のこと、嬉しかったこと、悩みなど)

担任と本人が必ず手渡しで交換する。

授業中に個人ノートを書いてはいけない。

これらのルールを年度の始めに伝えて、個人ノートを渡してあげましょう。

B5ノートでは大きすぎるので、B5ノートを上下に分けて、切って使うと良いです。

個人ノートの特長

個人ノートは、担任の負担は増えます。

しかし、それを遥かに越えるメリットがありますので、見ていきましょう。

子どもの考える力、書く力が身につく。

自分を開示する力が身につく。

続けることで、自信がつく。

担任に何でも話して良い、という安心感を得られる。

何かあったときに、教師に相談する手段になる。

個人ノートは子どもたちの能動的な活動なので、このようなたくさんのメリットがあります。

始めは「めんどくさい」と言っていた子どもも、習慣になることで、喜んで提出するようになります。

1年間、毎日提出し続ける子どもが、毎年1人〜2人ほどいます。ありがたいことです。

朝の会や終わりの会で、担任が喋ったことに対する感想なども書いてくれるので、教師として勉強にもなります。

普段の会話では喋れないようなことを、家でゆっくり考えて書くことができるので、子どもたちにとっても有益なツールになります。

学級経営は子どもたち1人1人と向き合うところから

今回は、学級経営の1つのツール「個人ノート」についてお話ししました。

学級経営は一筋縄ではいきません。

挑戦、失敗、挑戦、成功の繰り返しです。

さまざまなルールも一貫して続けることに意味があります。

個人ノートも同じように、1年間、一度やってみて子どもたちの様子を見てみてください。

忙しい中で、見えていなかった子どもたちの良いところが、たくさん見えるようになるはずです。

個人ノート、私の周りの先生はほとんどの学級でやっていました。

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